離婚調停では、調停委員は不公平と感じるのはなぜ?

LINEで送る
Pocket

調停委員が申立人と相手方双方から事情説明を受ける際には、

夫婦双方の言い分に耳を傾けようと中立的な立場に努めてくれます。

たとえ事前に申立書や意見書等の内容を読んでいたとしても、ひとまずは白紙の状

態で夫婦双方の考えや思いを聞いてくれます。

しかし申立人と相手方双方の主張は、

それぞれの主観による解釈から認識したものであり、

多くの場合相手への

不満や憎悪、怒り等の感情で心がいっぱいとなってしまいます。

また、自分の思うように調停を勧めたいとの思いから、冷静な表現ができないことが

多くあります。

そして夫婦双方の主張が、お互いに大きく食い違うだけでなく、

まったく正反対の主張が出てくることも多いようです。

そのことから調停委員は、

夫婦双方の言い分を傾聴をするだけでは不十分となってきますので、

日常生活での夫婦それぞれの役割や相互作用等についても深くかかわってくること

になります。

この深くかかわるという行為が、

「調停委員は、正しく話しを聞いてくれないし、言い分を認めていない。自分の言って

いることを疑っているように思う。相手の味方をしている。」という認識となり、

離婚調停の場合に多く聞く事になる調停委員への不満の声として、

「調停委員は不公平だ」との言葉が出てくるように感じています。

特に離婚と親権に関する調停では、

夫婦双方の感情だけでなく、夫婦それぞれの親も離婚問題に絡んでいる場合があ

り、より一層に感情的な対立が激化してしまう傾向にあります。

離婚調停の当事者にとっては、「こうあるべき」あるいは「こうだ」との、

自分の思いや解釈、定義のみが真実であり、

相手方の言い分に耳を傾けている調停委員は、相手の味方をしている、

敵方の人間と感じてしまう場合もあるのです。

まさにその思いが調停委員は、

夫婦や家族の問題を法律論や一般論で機械的に解決をはかろうとしている。

さらに相手方の言い分ばかりに耳を傾けて、

相手方に味方しながら解決をはかろうとしているように感じて、さらに怒りが増すので

す。

離婚問題の早期解決を図るためには、夫婦双方の心の感じ方の違いを理解しな

がら離婚調停を進捗する必要があるように考えています。

なかなか理屈では分かっていても、感情が納得できないことが多くあるので、

できるだけ円満解決を図るためには、客観的に一緒に考えてもらえる第三者を

探すのがベストであると思います。

サイト関連記事

>>離婚調停では口頭より書面!
>>調停を申立てるときの手続
>>離婚調停は必ず本人が出頭!
>>調停に要する期間は

LINEで送る
Pocket