いつまでも忘れられない心、いつまでも恨む心

LINEで送る
Pocket

前編の「あなたは愛着、それとも執着」の後編になるものです。

心の傷をいつまでも忘れられない人がいる。

ある人から無視をされた。

ある人からバカにされた。

そのことをいつまでたっても忘れられない人がいる。

いつかは仕返しをしてやろう。

いつかは見返してやろう。

こんな事ばかり考えている。

「家を買って損をした。株を買って損をした。結婚して損をした。」と後悔をする。

失ったお金に執着をする。

そのことをいつまでも忘れられない。

離婚をしたが、悔しくて悔しくてしょうがないと、いつまでも元妻や元夫に執着をする。

「不公平に扱われた。裏切られた。見下された。・・・等々」

元妻や元夫に対する恨みを忘れられない。

その執着が、怨念と化し顔つきや言動、そして行動にも変化をもたらす。

もともとが基本的欲求が満たされていないことが原因であり、

愛着を持って育てられなかったことに起因する。

心が不安という基礎の上に、構築されているので、

何かの不満に心が襲われるとすぐに心が壊れてしまう。

手抜き工事で、耐震補強がされていない建物が地震に弱いのと同じように、

愛情で基礎固めをされていないため、

愛着という土台ができていないから、すぐに心が壊れてしまう。

「不満の心とは、不安の心という土台の上に構築されるものである。」

「満足の心とは、安心の心という土台の上に構築されるものである。」

こうして考えてみると、本当に怖い話である。

その時々の欲求が満たされないままに社会的にも肉体的にも成長をした人は、

心理的にも幼稚で、幼児と変わらない願望を持っている。

小さなことに拘って、不満の心を蓄積していると前に進んでいくことができなくなる。

離婚の相談をお受けしている時も、5年前、10年前、20年前の恨み事を話されるご相談者がいる。

そのような方は、結婚生活という年月の経過とともに、

不安という心の土台の上に、不満の心を蓄積させたのではないかと思う。

LINEで送る
Pocket